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小鳩政治に思うこと

大きな関心を引く出来事がラッシュのように続いているが、どうしても書く時間は限られてしまうため、自分のために記録として産経新聞の記事をしばらく掲載します。テレビが報道しない小沢錬金術 <天間飛行場の移設予定地であるキャンプ・シュワブ沿岸部から直線で9キロにある土地まで購入>←報道されてから1週間くらいたったと思うが、TV報道では完全無視されている。


【くにのあとさき】東京特派員・湯浅博 “不渡り政治”になりかねず
2010.2.6 0


 不起訴だという小沢一郎氏が、いまだ自民党の幹部だったころのこと。当時も、世の中を睥睨(へいげい)しながら、傲然(ごうぜん)と権力を振るうがごとしであった。本紙はそのころ、霞が関官僚に大ナタを振るう「土光臨調」の行方を検証していた。

 官僚組織だけでなく、その上に君臨する国会の無駄も攻めようと、権勢を振るう小沢氏に国会内で会った。あらかたは記憶のかなたに忘れたが、名刺を出したとたんに彼の口から出た言葉は忘れられない。

 「なんの用だ、産経。政治にカネがかかるのは当たり前だ。政治は数と資金力。行革と一緒にされたくねえなあ」

 あれから20年以上が過ぎた。彼が民主党の幹事長へと看板を掛け替えても、その政治手法は少しも変わらないらしい。むしろ、錬金術には磨きがかかったというべきか。師匠筋の田中角栄元首相も金丸信元副総理もカネがらみで失脚した。続く小沢幹事長のカネにまつわる話に、われら凡夫はただ頭がくらくらするばかりだ。

 政治資金はどこからかわいてくるらしく、事務所の金庫から4億円をポンと差し出したかと思えば、その翌年にもほぼ同額の4億円をポン。それを秘書がせっせと土地購入代金に充てる。勢いあまって普天間飛行場の移設予定地であるキャンプ・シュワブ沿岸部から直線で9キロにある土地まで買ってしまった。

 辺野古地区に海兵隊のヘリ基地が移れば投機買いの成功だし、辺野古移設がなくなれば政治的な成功だ。賢い人たちはリスク分散のヘッジ買いが上手である。

 世間が億のカネに驚いたのは、昭和43年の3億円事件までだ。バブルのころには10億円単位で土地が転がされ、1ケタだと「なんだ1億か」と鈍感になった。ホリエモンが放送株の買収で800億円を用意したと聞いて、凡夫はまたも腰を抜かした。これを「堀江現象」と呼んだ。



事務所の金庫からわき出る4億円ポンを「小沢現象」と呼ぶことになるのかは知らない。いずれにしても、民主党政権になってマシになるかと思われた政治とカネの問題は、同じ政治家による同じような手法で継続されていた。

 鳩山由紀夫首相は12億円以上の母親からの“子ども手当”に「知りませんでした」とうそぶき、わが子持ち家族は税金からの子ども手当数万円なりを待ちわびている。億のカネを右から左に回せる彼らには、手形が不渡りにならないかと心配な零細企業の気持ちは分かるまい。

 外交評論家の曽野明氏はかつて、「人間社会に不渡り手形があるように、国際社会にも“不渡り条約”というのがある」といっていた。鳩山政権が自分の「生活が第一」と姑息(こそく)な錬金に励んでいるうちに、肝心の日米安保条約が不渡りになりかねない情勢だ。

 たとえ条約を結んでいても、自国の繁栄と安全を犠牲にしてまで約束を守るのは、よほど相手が好きでなければできない。米国世論はベトナム戦争のとき、「自国を防衛する気力のない他国民のために米国人が血を流すことはない」との意見に傾斜した。揚げ句のベトナム撤退である。

 鳩山政権は普天間問題で、米軍が提供する抑止力に文句をつけ、政府間で約束した辺野古地区への移設をほごにする話を進めている。米国が「離米入亜」でスキャンダルまみれの民主党政権にいつ嫌気するか分からない。不渡り政治の所産である。

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by hanamizukidayo | 2010-02-06 14:07 | 政治・社会