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宗教の存在意義

前にも、吉村作治氏の言葉を引用して記事にしたこと
がありましたが、その続きのような形でまとめてみたいと思います。


不幸にも日本人は太平洋戦争の原因を宗教にかぶせてしまったため、
戦後の人々は、宗教について学ぶ事もできず、誤解と偏見を持ったり
敬遠してしまったりしています。
そういった意味では、世界一不幸な国民なのです。
                   


戦後日本人が、宗教から離れ、拝金主義に陥った遠因はまさに、ここにあると
思います。そして、御利益信仰以外は宗教でないような発想、この世で勝者となる
ための占いや呪い、お祓いや、また霊感商法などもあって、宗教の代名詞は「悪」・・
のイメージすらある昨今です。これは、敗戦が招いた、もっとも不幸な出来事の
ひとつだと思うのです。


戦争責任=天皇=宗教=悪 、 戦後の偏ったイデオロギーに染まった多くの人々は、
宗教がもたらす良い点には目をとめようとせず、世界にまれを見ない無宗教を公言する
ようになり、宗教そのものを否定する事が、進歩的だと考える人を
生み出したのかも知れません。


しかし、特定の宗教に帰属たくしない人であっても、
全く宗教と切り離れた人生を送っているかと言えば、
必ずしもそう思えないし、また見えない。
日々の暮らしの中で遭遇する喜び、悲しみ、苦悩、また
結婚や子供の健やかな成長など幸せや平安を願う時、
病気や死に直面した時、大いなる力の存在に思いを馳せ
ない人はいないと思う。



科学や政治も、ある意味で人間の幸せを追求しているし、貢献も大きい。
かたや宗教は、この世の生と死を包含した幸せ感を追求する。科学や
政治は現実の今ある、この世の幸せを目指しているので、目的論としては
両者は異なっているようにも思える。そういう意味では、まず宗教が
あってその上の実践論として科学や政治が論ぜられていいのではないか・・



宗教が人々の争いや国家間の戦争にいたった事は、すべて、
政治の道具として宗教が利用されたからに他ならず
決して宗教そのものの、意義が損なっていたからではない。
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by hanamizukidayo | 2007-12-12 10:30 | 宗教