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"表現の自由"を守らねばというけれど

まったく個人的な意見ですが、この記事を読んだ時前にも読売で似たような社説を読んだことを思い出しました。

日教組の大会が会場になった高輪プリンスホテル側の予約キャンセルで開催されなくなったことで、社説でホテルを批判していた件です。
一旦引き受けた予約を「近隣の迷惑」を配慮してホテル側が断ったために、日教組に損害賠償で訴えられています。11月になっての取り消しは再び集会開催には持ち込めず、中止になりましたし、そのためにかかった費用は多額の損失を被ったと思いますが、何億も損害賠償をホテルに請求してました。読売新聞の社説も今回と似たような趣旨だった覚えがあります。

夫は「日教組を甘くみて予約を一旦引き受けたホテルが悪い」と言ってましたが、私は日教組であれどんな団体であれ、こういうことで一般商業施設を訴えるなんて、もうこのような団体は今後どこの宿泊施設や会場も受け皿がなくなり、自分の首を絞めるようなものではないかなと思いました。

この映画の件についても、国会議員という国民の代表者が問題提起し、議員達と試写会を観た
何の問題があるのか分かりません。あくまでも公開を自粛したのは映画館という「商業施設」
であり、編集手帳の

>嫌がらせの衣をまとった検閲は生きているらしい

稲田議員のコメントを無視した大新聞の"上から申すご意見番"記事ではないだろうか。
何か釈然としないニュースでした。




ネットニュース( 3/31 21:25 )
映画「靖国」上映中止=東京、大阪の5館が自粛・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
          
 
 靖国神社をめぐる日中合作のドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」について、配給・宣伝のアルゴ・ピクチャーズは31日、4月12日から公開を予定していた東京都と大阪市の計4館が上映を自粛したと発表した。既に東京の1館が中止を決めており、映画は当面上映されない事態になった。

 「靖国」は中国人の李纓(リ・イン)監督が、10年間にわたり、終戦記念日の靖国神社の様子などを取材した映画。軍服姿で参列する人々や、小泉純一郎前首相の参拝、合祀(ごうし)に反対する台湾や韓国の遺族が抗議する姿を、靖国神社のご神体とされる日本刀を作る刀匠の映像を交えながら紹介していく。

 自民党の政治家らが、この映画に政府出資の基金から製作費の一部が出たことを問題視。国会議員を対象にした特別試写会が開かれた。3月18日には、東京・新宿のバルト9が上映取りやめを決定。その後、銀座シネパトス、渋谷Q-AXシネマ、シネマート六本木と大阪市のシネマート心斎橋も中止を決めた。Q-AXシネマでは「特定の団体からの具体的な圧力はないが、お客様の安全を最大限考慮しなければならない」と説明した。 
        

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sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/080402/tnr0804020305000-n1.htm" target="_blank">sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/080402/tnr0804020305000-n1.htm  参考: 産経新聞より






「靖国」上映中止 「表現の自由」を守らねば(4月2日付・読売社説)
 憲法が保障する「表現の自由」及び「言論の自由」は、民主主義社会の根幹をなすものだ。どのような政治的なメッセージが含まれているにせよ、左右を問わず最大限に尊重されなければならない

 靖国神社をテーマにした日中合作のドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」が、東京と大阪の五つの映画館で、上映中止となった。

 12日から上映を予定していた東京都内のある映画館では、街宣車による抗議行動を受けたり、上映中止を求める電話が相次いだりした。「近隣の劇場や商業施設に迷惑が及ぶ可能性が生じた」ことなどが中止の理由という。
 直接抗議を受けたわけではないが、混乱を避けるために中止を決めた映画館もある。

 映画「靖国」は、長年日本で生活する中国人の李纓(りいん)監督が、10年間にわたって靖国神社の姿を様々な角度から描いた作品だ。先月の香港国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞するなど海外でも注目を集めている。

 軍服姿で参拝する老人や、合祀(ごうし)取り下げを訴える台湾人の遺族、境内で開かれた戦後60周年の記念式典に青年が乱入する場面などが取り上げられている。

 靖国神社のご神体が、神剣と神鏡であることから、日本人の心の拠(よ)り所として日本刀にも焦点を当てている。

 日本兵が日本刀で中国人を斬首(ざんしゅ)しようとしている写真なども映し出される。日本の研究者が中国側が宣伝用に準備した「ニセ写真」と指摘しているものだ。

 その映画に、公的な助成金が出ていることについて、自民党の稲田朋美衆院議員ら一部の国会議員が疑問を提示している。

 しかし、公的助成が妥当か否かの問題と、映画の上映とは、全く別問題である。

 稲田議員も、「私たちの行動が表現の自由に対する制限でないことを明らかにするためにも、上映を中止していただきたくない」としている。

 かつて、ジャーナリストの櫻井よしこさんの講演が、「慰安婦」についての発言を問題視する団体の要求で中止になった。

 こうした言論や表現の自由への封殺を繰り返してはならない。

 来月以降には、北海道から沖縄まで全国13の映画館で、この映画の上映が予定されている。

 映画館側は、不測の事態が起きぬように、警察とも緊密に連絡をとって対処してもらいたい。

(2008年4月2日01時30分 読売新聞)


4月2日付 編集手帳
 終戦の前年に封切られた映画に黒沢明監督の「一番美しく」がある。脚本には次の一文があった。「勤労動員の学生達を、工場の門は胸をひろげて待っている」◆「胸をひろげ」は猥褻(わいせつ)で劣情を刺激する。内務省の検閲官はそう告げて再考を命じたという。黒沢氏の自叙伝「蝦蟇(がま)の油」(岩波現代文庫)の一節は検閲のばからしさをよく伝えている◆憲法で表現の自由が保障されたいまも、嫌がらせの衣をまとった検閲は生きているらしい。東京と大阪の映画館5館が、予定していた上映を中止した。靖国神社がテーマの日中合作「靖国 YASUKUNI」である◆ある映画館は街宣車の抗議行動を受け、圧力めいた電話も続いたという。来月からは全国の13館が上映を予定している。映画館は少しの勇気を、世間は表現の自由が脅かされることに少しの気がかりを、警察は少し強めに監視の目配りを――各人が“少し”を持ち寄るのみである◆内容を快く思わぬひと握りの人の意思により、多くの人が目隠しをされる。それがまかり通る社会では、「胸をひろげて…」に劣情を刺激された昔の検閲官を笑えない。

(2008年4月2日01時33分 読売新聞)


映画「靖国」上映中止=東京、大阪の5館が自粛
(3月31日21:25)
 
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by hanamizukidayo | 2008-04-02 20:09 | 政治・社会