cantata777.exblog.jp
ブログトップ

最近の風潮は過激な議論に走っている

今日は仕事がキャンセル(よくあることですが、急に入院されたため)になったので、
続けて書いています。

「反対の立場の論説を(注意して)きちんと読むことは大切。
反対の立場からは物事がどう見え、どんな論理が展開されているのかを
知らなければ、こちらの論理も精微なものにならない。」


これは石破元防衛大臣の言葉ですが、左陣営の文壇に掲載された記事の内容に
対し、保守の重鎮とも言われる方からの厳しい批判を受けた事への釈明記事の一文。
佐藤優氏も以前同じような考えを表明されて、自分は要望があればどちらの
陣営側からも書く、読者も中庸な読み方をと薦めておられたので、以来購入は
しませんが、書店で立ち読みなどやってます。

佐藤氏と言えば、最近サピオの小林よしのりの漫画に
「本当にこんなことを言ったの?」とにわかに信じがたい
内容の話が出ました。
漫画の表現力は圧倒的な威力があるので、この件で
佐藤氏へのイメージダウンに繋がらばければいいのですが・・



Will6月号で「国賊」と名指しされた元防衛大臣石破茂氏と、
評論家の潮まさと氏の対談を正論9月号で読んだ感想を一言。

お二方共に保守の陣営ではあるが、戦争責任・東京裁判への評価、対中国観など対談は
ほぼ平行線を辿っていたが、親中派と言われようとも確固とした理念で政治家だからこそ
言うべきは言っていくという石破氏の考えには、共感できない部分はあっても人柄には
好感が持てた。
人はやはりお互いの本音で考えを出し合ってその人となりを相互に理解し合える。
共通点を見出し、たとえそういうものをまったく見出せなかったとしても、本音で語り
あうことで、異なる考えも尊重して耳を傾けてみたくなるものだと思う。

石破氏も潮氏もクリスチャンだという事だが、信仰的な価値観が根幹にあって
意見の食い違いは明確だったが、後味の良いさわやかな対談だった。

最後に、高校時代から「正論」・「諸君」の読者だったという石破氏のコメントより、
言葉の重みと最近の風潮について。


「・・最近の保守系メディアの議論がエキセントリックな論調になってきている
事へ違和感は覚えます。やわらかい言葉のほうが、激しい言葉よりも重きをなし
最も効果的な意義は、秩序ある言葉言うなれば、保守的な言葉で表明される
意義である・・過激な表現は多くの人々の共感を得ないし、納得も得られない。
結局、世の中をよくすることにならない。
(略)
ただ声高に「愛国」を叫ぶことにはどうしても違和感を拭えません。
祖国を、国旗を、国家をそして御皇室を敬い尊ぶ、そうした静かな「形」が
大事だと思う。それをきちんとやらずにして、何が愛国だか、さらに言えば
いい顔も悪い顔も直視し、両方受け入れるのが「愛」なのであって、
(略)
私はこの国を誇りに思い、
御皇室を尊敬しており、常にその立場から発言してきた。
祖国を貶める意図は微塵もない」(石破氏)



「本日は非礼を顧みず苦言も呈しましたが、同時に私は、先生のような政治家や
いわんや御皇族を、左派はいざ知らず、わが陣営が血祭りに挙げる風潮にも
疑問を覚えます。おそらく石破さんの核心的な側面が読者に伝わっていないのでしょう。
   (略)   」(潮氏)

[PR]
by hanamizukidayo | 2008-08-20 16:25