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悪霊の攻撃(仮題)

結婚までのいきさつがいきさつだったために、私たち夫婦の結婚式は
内輪だけの簡素なものだった。

夫の両親がお膳立てし、お寺で仏前挙式。黒檀と水晶の数珠を持たされた。

我が家には自分たちの結婚式の写真は1枚も残っていない。
エホバの証人したから「縁起でもない」と数珠も写真も捨ててしまったからだ。

研究を始めた当初から「悪霊の攻撃」を受けた。

毎晩のように金縛りに襲われた。特定の場所に何者か気配がする。
書棚からピョ~ンと降りて来る、あるいは昔の人たちの声が聞こえた、田舎の方言で。

夜中、父がのっそりとベッドの隅に座っている幻を見て、悲鳴を上げた。
夜になると恐くて眠れない。昼寝すればしたで空中浮遊のような経験もした。
目を閉じても男の人の三角の目が睨んでいる。

(最近こそ悪夢はまったく見なくなったが、蛇、蛇、蛇だらけの夢にしょっちゅうなされた)


司会者に相談してみた。
「それは悪魔サタンの攻撃だ。家の中にある物品を通して
影響を受けるから、悪霊的な物はすぐ始末するように」と言われ
家中のそれらしき物品、子どものおもちゃから五月人形、結婚式の写真
数珠や喪服に至るまで、jW的悪例物品すべて捨てた。

この時私は具合が悪くて寝ており、数人の姉妹たちがあれこれ部屋を
探し回って、早く処分したほうがいいという事になり、
「なるべく家から遠い場所に捨ててくるね。あなたは寝てなさい」

今にして思えば悪魔祓いのような一こまだが、
あの頃の研究生の辿った通過点か。今どうなんだろう。

悪霊のせいだと言われ鵜呑みにした私も、精神的に不安定でおかしかったんだろう。


それにしても、夫はいまだ写真がないことに気が付いていない。
数珠は引越しでどこか分らなくなったと思っているのか、何も言わない人だ。

話は前後するが、

両親の家を出てしばらくたった頃、近所の熱心姉妹の訪問から始まった聖書研究。
エホバの証人に会ったこともなければ、そういう宗教があると聞いたこともなかった
ため、純粋なというか、単なる聖書研究会(サークル感覚)だと思い込んでいた。

近所にもたくさんの「仲間」がいると知って、逆に安心したものだった。ある日
親しくしていた元学校の先生だった隣の奥さんに、「00さんたちとお勉強してるの?」
と聞かれた時、「ええ。00さんはしないんですか?」とまったく単純に答えた。

「私、勉強は苦手だから」

慎ましいなぁと思っただけで、その意味を深く考えもしなかった。

00年前、ローマ法王が来日された頃の話だ。
しばらく訪問が中断したことがあった。
公園ですれ違った時、司会者が言った。

「忙しくて忙しくて、行けなくてごめんなさいね」

私 「いいえ、法王のご訪問ですから、クリスチャンの方は忙しいだろうと思ってました」

・・・・・・・・なんて答えが返ったか覚えていないが、
後から聞いた話によると、大会直前で、
司会者はバプテスマの討議最中だったそうだ。

それくらい世間にまだカルトもJWも周知されておらず、のんびりした時代だった。
しかし研究内容は「終わりはもうすぐだ」と、切迫していた。


「17年後、必ずハルマゲドンが来ます」


司会者姉妹は、真剣そのもの顔で「予言」したものだ。

その後バプテスマを受けてもそれらしき根拠は見出せなかったが
「あの時こう言ったわよね」とは、「霊的な親」に向かって言えやしない。

今も熱心に 「もうすぐだ!寝ている時突然来ないよう目覚めてなきゃ」
などと、触れ回っていることだろう。この人にだけは再会たくない。


そういえば・教会に来ていたおばあさんは、この姉妹の家の真上に住んでいて

「教会に通うのも大変なんですよ。後を追いかけてくるんじゃあないかと
恐くて、恐くて。勝手に雑誌は持ってくるわ、なんなんですかあの人たち!」

と、牧師によく訴えていた。

たまたま来ていた私の友人(元JW) に目をやると、彼女はそ知らぬ顔していた。
礼拝が終わって、

私 「あのお婆さんも被害者だよ、相変わらず困ったもんだね、00姉妹は」

元姉 「気にすることないわよ。あれだけ言える人なんだから、私たちが
心配しなくったってだいじょうぶだよ。知らん顔してればいいよ」


互いの視点は違っていたが 「言えてる!」、 意見の一致に大笑いした。



この友人も仕事が忙しくて会う暇が無いくらい回復した。
10年はかかるわね~が口癖だ。でも、

ほんとうに、JW辞めると心が健康になります。
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by hanamizukidayo | 2008-12-17 11:08 | 宗教