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666考-2

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⑥-9【 悪魔学講座 】 2002.12.20
世界的に有名なドイツの社会学者、マックス・ウェーバーは、「資本主義の精神的な起源は、ヨーロッ
パの宗教改革にあり、とりわけカルヴァン派のプロテスタンティズムにある」と主張しました。
このマックス・ウェーバー説は完全に定説になっているとも言えません。それは間違っているという
よりも、何をもってして資本主義経済ととらえるか、定義の仕方が難しいことによります。商業活動と
いうのは、古代から存在していたわけですから。
ただ、私がマックス・ウェーバー説を採用しているのは、今回の悪魔学を書き進めていくにあたり、
重要なポイントが宗教改革の頃にあるからです。したがって当レポートでは資本主義の起源は宗教改革
にある、という視点で論じていきます。
さて、宗教改革の火付け役になったのは、ドイツのマルティン・ルターでした。しかし、現在ルター
派はカトリックに次ぐ世界第2位の信者教を持つとは言え、ルター派が勢力を張っているのはドイツや
北欧、北米のドイツ系移民地域に偏っています。
これに対して、資本主義の中心となっているアメリカは、カルヴァン派が巨大な勢力を誇り、宗教改
革後、経済の中心地として栄え、日本に大きな影響を与えたオランダも、カルヴァン派の牙城でした。
マルティン・ルターの後、宗教改革を徹底させたのが、フランスの神学者、ジャン・カルヴァンです。
このカルヴァンなくして、今の米国はなく、米国型資本主義の繁栄もありえないと言っても差し支えあ
りません。
なぜならばカルヴァンが説いた改革派キリスト教は、英国に渡ってピューリタン(清教徒)を生み、
このピューリタンが新天地を求めて移住、建国したのがアメリカ合衆国だからです。
ではルターとカルヴァンの大きな違いは何だったのでしょうか。それは富に対する考え方の相異です。
ルターはカトリックの堕落を批判しました。ローマ教皇から破門されても、その考え方の底流にある
のはカトリックの良き伝統を残し、自分が修道士であったことでも分かるように、保守的、体制的な思
想でした。当然、金銭についても、暮らしていければそれでいいという淡白、清貧な捕らえ方をしてい
ました。そして、高利貸し付けを厳しく禁止しました。このあたりについてはカトリックもルター派も
同じです。これでは農民はともかく、商業や金融業に従事する人々にとっては大変都合が悪いのです。
しかし、とにかく第一関門だったカトリックの壁をルターの手によって崩すことは出来ましたから、
カトリックの支配力は大きく低下しました。次は富を重視する人々にとって都合のいい理論的支えを作
る番です。そこでカルヴァンが登場してきました。


カルヴァンなくして米国資本主義はありえなかったと言って差し支えありません。ルターが火をつけ
た宗教改革は、カルヴァンによって更に過激に純粋化、徹底されました。
米国の支配階級を語るのにWASP(ワスプ)という言葉が使われます。なかでも最も大事なのはP
=プロテスタントであることです。現に歴代大統領のうちカトリックはケネディだけ。そのケネディが
暗殺されたのは当然の結果でした。
ちなみにプロテスタントの中でも、特に米国的なのはバプテスト派です。これに改革派とか長老派と
呼ばれる教派が、米国を米国たらしめている勢力です。
さて、日本人は米国的な生活スタイルをどう見ているでしょうか。多分余りにも資源のムダ使いであ
ると感じているでしょう。その典型は膨大な自動車が浪費するガソリンですね。日本人のように節約を
美徳としたり、ゴミをきちんと分別するというような発想はないのが米国的ライフスタイルです。
しかし、それをただちに悪いと決めつけるのも日本人の余計なお世話です。なぜなら米国人にはキリ
スト教プロテスタントの価値観が根づいており、ライフスタイルもそこから出てきているからです。
カルヴァンから派生して米国を建国したピューリタンの考え方によれば、俗世間で富を得ることは、
創造主である神の栄光を示すことであり、つまりは神の栄光、素晴らしさを証明するために人間は働く
わけで、ゆえに働いた結果得られたお金は、堂々と使いまくっても良いのです。
逆に自分の欲望だけのために富を得るのは罪なのです。
このあたりの事について、もっと知りたい人は、鹿嶋春平太氏の著書『聖書がわかればアメリカが読
める』(PHP研究所刊)をお読みになってください。
米国人の意識の根底、基層には、日本人には理解出来ない【神】があるのです。
自分が努力して、富や地位を得るのは善であり、だから豪邸、自家用ジェット機をはじめとして、手
にした富をバンバン使うのです。日本人のように節約を美徳とする発想などあるわけがありません。神
から才能を得て、神からチャンスをもらい、神によって成功を手にしたのですから、神に感謝しつつ富
を消費(浪費)するのです。遠慮などいりません。
こうした考え方はカトリックにはありません。ですから日本人がカトリックとプロテスタントを一緒
くたにして、ただキリスト教とひとまとめにすると、米国という国、資本主義の本質が見えなくなりま
す。
ですから資本主義は、ルターの地元ドイツではなく、ピューリタンが生まれたイギリスや、ピューリ
タンが建国したアメリカで頂点を築き、今の世界経済を支配するに至ったのです。米英が常に一体で行
動する図式も、うなずけますね。

悪魔を書き進めていくにあたり、宗教改革が極めて重要な歴史的なポイントになっている事を、ぜひ
知っていただきたいわけですが、皆さんは『ゲマトリア』(数秘術)というのをご存知でしょうか。
第一次世界大戦が起きたのは1914年でした。第二次世界大戦が起きたのは1941年です。
さて、1914年のそれぞれの数を足していくと、1+9+1+4=15です。同じく1+9+4+
1=15となります。両大戦とも15という数字になる年に起きたわけですが、これを単なる偶然と皆
さんは考えますか?
これは偶然ではありません。15という数字に大きな意味があるからこそ、起こるべくして起きた、
いや起こされたのです。
では、第一次世界大戦から更にさかのぼって、数字を全部足して15になる年に、何か世界に衝撃を
与えるような、世界を二分するような大変な出来事が起きたかどうか調べてみると、第一次大戦の前は、
宗教改革がそれに該当するのです。
1518年は、1+5+1+8=15の年です。ルターは、その15の年を迎えるにあたり、前年に
宗教改革の火の手を上げました。キリスト教による支配が、カトリックとプロテスタントに大分裂し、
資本主義という地球を支配する新しい体制が、ここから大きく力を伸ばしていったわけです。
そして、資本主義という金儲けを追及していく論理は、究極的に巨大な戦争により、大量の殺人を犯
してでも目的を達成するという非常の論理に行き着き、2つの大戦でそれを示したのです。
では、宗教改革の前はどうか、歴史年表を遡ってみましょう。足して15になる年に大きな出来事は
ないか。ありました。1347円から始まった、ヨーロッパでのペストの大流行です。これは現代のエ
イズと並び称される恐怖であり、膨大な人口減少に繋がったのです。
ペスト大流行、宗教改革、第一次大戦、第二次大戦と世界に未曽有の災いや混乱をもたらした4つの
事件が、いずれも15の年に起きているのです。もう一度お聞きします。これを単なる偶然だと思いま
すか?
ちなみに、2001年9月11日に起きたNY同時テロは、2+0+0+1=3です。しかしこれに9+
1+1=11を加えると合計14です。もし本当は9月12日に決行される予定だったとすればトータ
ルで15となります。何かアクシデントがあって1日繰り上げて決行されたのだとしたら・・・
悪魔学は、まずキリストから宗教改革による資本主義の誕生までを見てきました。ここから今度は、
なぜ悪魔学を連載することにしたのか、その大きな理由である米国同時テロ事件に焦点を当てて、世界
を支配する闇の部分に迫っていきます。

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by hanamizukidayo | 2009-02-13 10:01 | 666