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従順、条件付の愛の刷り込み教育

最近、あるサイトで目にした投稿記事を読んで
考えさせられてしまいました。

研究生だった経験をお持ちの方が、書いておられますが
はじめは共感を覚えたものの、何かイタイ気持ちの方が強くなって
しまいました。
JWの子どもたちは時々、世の中の人にこのように見られているという一つの例なのでしょう。

母親から「あなたのお父さんはサタンに騙されており、人格的に問題が多い」と言われ続けて育ったそうです。仮にどんな父親でも、幼い子供にとって父親を馬鹿にされるのはとても辛い事の筈なのに、凍りついたような表情で「別に~」と言うのです。本当に心が死んでいると思って、ぞっとしました。人間、こんな風になる位なら嘘を付くほうがまだマシです。

なぜこのような無感覚、非人間的なパーソナリティが作り上げられたかという事を私もずっと考えて来ました。そうです。
天性のものではない・・組織の従順教育によって、親世代もこどもたちも異常な教えを刷り込まれた結果だと考えています。

「神は愛、愛は神」なのに、冷え切った心、嘘、世人への見下し、仲間内での足の引っ張り合い・ねたみ・中傷の数々は、個々の信者自らの心を欺く「悪魔的」な教えの影響だと思わないわけにいきません。
私のような一世はともかく熱心な信者の子どもとして育てられた世代の人は、こんな喩えは良くないかもしれませんが生まれたばかりのアヒルの子が、最初に見たものを親と思うのと同じ・・ように、最初の歪みに気付くのに大変困難があると思うのです。

閉鎖的な空間にとどまっている限り、刷り込みから脱却するのは本当に困難かと思います。また、中途半端な状態に身を置いても難しい。

例外もあるとは思いますが、JWは家族関係を壊し、精神を蝕む怖さのあるカルト集団ですので、洗脳を溶くには外からの根気強いアプローチが不可欠です。
私に出来る事は限られていますが、身の周りにいる人たちに何かできることがあれば
少しでも力になりたい、そう思わずにいられません。。
by hanamizukidayo | 2008-02-13 18:09 | 宗教